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2015.07.29
セルシオ・シフトケース-双龍-OrdermadeHistory No.154:CELSIOR's shift case - double dragon-
・CELSIOR's shift case - double dragon-http://www.italu-ya.com/s_ordfile.html#others_ITALU-YA_
2015.07.08
ナチュラル・ターコイズ・バングルのサイズ調整2 ~Natural Turquoise Bangle~
ナチュラル・ターコイズ・バングルのサイズ調整1の続きNatural Turquoise Bangle.一昔前はターコイズでも「ナチュラル・ターコイズ」が持て囃され高額だったと覚えている。Natural=ナチュラル=天然だから良いという安直な部分もあると思う。でも実はターコイズ原石って基本的にモース硬度が低く非常に脆い。だからスタビライズド処理[Stabilized]と言い石を真空環境の中に置き内部まで樹脂を吸わせる。樹脂が硬化すると強度のあるターコイズが出来上がる。この処理を一昔前は邪道だ!と言う人もいてナチュラルの方が価値がある良いターコイズだいう風潮があった。でも実際はナチュラル・ターコイズって強度共に耐候性も低くアクセサリーには不向きなものだ。水に弱く、油に弱く、変色する・・・、人が身に付けたり生活環境に著しく適さないのである。だからナチュラルはダメと言っているのでは無く、数は少ないがナチュラルでもスタビ並みに強度があるものもある。天然鉱物の美しさを前にするとやっぱり”樹脂”とか”余計な手を加える”事に抵抗を覚える気持ちも分かる。只、美しい状態で保ちたいならケースに入れて眺めて楽しんだ方が得策、と言うだけ。それを知らずに無残なナチュラルターコイズの姿を修理として持ち込まれた記憶が幾つかあるからだ。3本線があるうち両端の線で切り中央を落とす。これでかなりサイズが小さくなる。切り落とし、双方のスリットが合うように切削調整。ただ単に面を合わせてロー付けだけじゃ強度足らずでまた折れるので、各4本内部に心棒を通しロー付けする。ボリュームのあるバングルなので結構深目に入れないといけない・・・良くあるバングル折れ修理の中でも、厚手のあるバングルはこのように心棒を通せるが薄いものは裏に板を通しで貼りロー付けする。状況によっては心棒と裏板両方施す場合もある。差しロウバングルの形を整形石座と釈迦球を準備一個一個ロー付けしていく。ボリュームあるので全体が温まるまでいちいち時間が掛かる。全てロー付け完了。余分にはみ出たローの汚れを掃除する。燻しで黒くする。石留めするべく彫刻台にセット。ナチュラルなのでソフトに石留め・・・フクリンも厚いので叩き過ぎて割らないように、割らないように・・・最後にヘラでフクリンを整えてポリッシュして完成。
2015.07.07
ナチュラル・ターコイズ・バングルのサイズ調整1 ~Natural Turquoise Bangle~
ターコイズ付きのバングル。しかもナチュラルTQ。このバングルをダウンサイジングしたいと言うご依頼でした。雰囲気からしてネイティブ・アーティスト物かと思いきや、聞くと国産だという。made in japanの作家物というわけだ。腕周りがとても大きいので小さくしたいというご要望。しかしバングル全体にスタンプ模様が施されている為、単にサイズダウンといってもバングルの両端をカットすれば許されるデザインではない。バングル中央スリット状に窓が開いている部分を取り除くしかない。一度TQを外し→スリット部をサイズダウン分取り除き→再度石座を取り付けねばならない。Natural&フクリン厚めだったのでタガネで取り除こうと思ったら割れ必須TQ。なので外周のフクリン部分のみカッとして取り除くしかない。この時点ではヨリ線と石座ベースは再利用出来ればするつもりだった。TQに負担をかけないように時計ヤットコを使ってコンビーフの缶を開けるようにめくっていく。ここまでめっくてもTQとフクリンのスキマが余り無い。このクリアランスを見るとmade in japanと聞いて頷ける。これは修理していて感じる事だがネイティブ・アーティスト物ってデザインはカッコいいんだけど細部の作りが結構アバウトなものが多い。フクリンとターコイズがピッタシ。フクリン外したのに取るのに一苦労。お次は石座と隣の釈迦球(シャカダマ)をロー融点に熱し取り外す。バーナーの火って綺麗だなあ~融点に達するとピンセットで掴んでいたものがヒョッといきなり取れる。慣れぬ内はフォーカスしていない所を溶かしたり、掴んでいたピンセットで潰したりする。石座とヨリ線も取り外す。が・・・余りにもローが多かったみたいでヨリ線に不恰好に回ってしまう&ベース板から離れずコマ切れになってしまった為廃棄。ベース ヨリ線 もフクリンと共に急遽新規製作。修理ってこういうイレギュラー多いスね・・・。フタ開けてみないと分かんないんだから恐い所あるね・・・。ピッタしフクリンを再現する。グ~ッと程よいテンションかけて嵌めこんでいく感じでしょうか。次の工程はサイズダウンする為にバングル本体の中央スリット部分を大幅にカット。ナチュラル・ターコイズ・バングルのサイズ調整2へ