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2025.05.10
天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースベルト製作 ~完成編~
No.227:天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースバックルベルト一式製作4.<完成編>Before ↓3.<石留めベルト通し仕上げ編>2.<SILVER下処理編>1.<WAX造型編>全28パーツをベルトに通して、バックルをネジ留めして、剣先も留めたら、完成です。モチーフが本当に独創的でユニークです。ユリの紋章を基調とした20個のベルトループに東西南北それぞれ青龍・白虎・朱雀・玄武の守護獣。真後ろには「天照大御神」の浮彫りと八咫鏡・草薙の剣・勾玉の三種の神器、メインのスリーピースは浮き唐草彫りと黄金の太陽K18ゴールドベゼルにスカラベラピスラズリです。そして剣先にオールドキングマンターコイズをセッティングしました。壮大なシルクロードを彷彿とさせるような荘厳で唯一無二の守護ベルトバックルと思いました。クラフトマンとしてはこの様な正にこの世に一つの「オーダー」を作れる事に喜びを感じますし、そして何より楽しいのです。 感謝。  Fin. 履歴ページ:https://www.italu-ya.com/wa_227.htmlバックルのオーダー履歴:https://www.italu-ya.com/s_ordfile_backle.html      Making your only by ITALU-YA
2025.05.10
天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースベルト製作 ~石留めベルト通し仕上げ編~
No.227:天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースバックルベルト一式製作3.<石留めベルト通し仕上げ編> Before ↓2.<SILVER下処理編>1.<WAX造型編>スカラベラピスラズリを整形していきます。スカラベとは、フンコロガシである。きゃわいいっ♪このフンコロガシちゃんが鎮座する為の台座、K18黄金の太陽。ベゼルもK18で製作します。きゃわいいっagain♪メインベルトループに溶着させます。セッティング加工です。意外とラピスラズリはモース硬度低いので留める時は油断禁物。剣先のオールドキングマンターコイズ。こちらも留めていきます。洋彫りと美しいターコイズブルー。さあ、全パーツが揃いました~♪レザーベルトにポンチで穴を開けていきます。順番通りに通していきます。巾25mmサイズのレザーです。NEXT → <完成編>
2025.05.10
天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースベルト製作 ~SILVER下処理編~
No.227:天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースバックルベルト一式製作2.<SILVER下処理編>Before ↓1.<WAX造型編>キャストから上がってきた全28個のパーツ達を1個1個チェックしていきます。「ス」というピンホールが出来る事があるんですよね。これは鋳造の工程で溶解された銀に含まれるガスや流し込まれる時に空気が一緒に入ってしまう為に起こる現象です。ピンホールチェックして穴の大きさにより穿孔して銀材などを嵌め込みまして、バーナーでロウ付けしていきます。燻されたベルトループ達。四神。青龍、玄武、朱雀。白虎。これらは全て地金から作ります。銀の状態でもう一度彫り直していきます。浮き唐草彫り。バックルのピンは鍛造で用意します。ピンは強い力のかかるパーツなので堅牢性が必要な為です。鋳造(キャスト)は多孔質なのです。鍛造(プレス)は機械的に締められるので比重が違う、バネ性が違う、密度が高いので輝きも違います。鋳造、鍛造はアイテムや部位によって本当は使い分けなければいけません。厚みの薄いバングルなんかを鋳造のみで作るとあっという間に折れます。世に出ている著名なブランドやメーカーでもこのような残念なモノは意外に多いです。剣先。メインのベルトループ。剣先にはオールドキングマンターコイズがセッティングされます。ベゼルを製作して。剣先に乗せます。NEXT → 3.<石留めベルト通し仕上げ編>
2025.05.10
天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースベルト製作 ~WAX造型編~
No.227:天照大御神スカラベラピスラズリとオールドキングマンターコイズの四神スリーピースバックルベルト一式製作1.<WAX造型編>第一ステップ中の第一。まずは、お客様とお打ち合わせからです。ミーティングですね。お客様ご自身ご用意して頂く場合も多々あります。お店で店内にある作品を見ながら決めていく場合もあります。すべてはここから。今回のスリーピースバックルはWAX原型の造型からスタートですね。このWAXというモノはロウソクの蠟の様なものです。ロストワックス製法といいましてその歴史は古く紀元前エジプトでも使われていた技法ですね。作成したデザインを参考に出来るだけ忠実に製作していきます。主要パーツを全て作りました。ここから細部の造型デザインを経てキャスト(鋳造)工程を経てWAX原型が銀(SILVER)に置き換わります。WAX造形の工程は「動・静」で言うと静の部類に入る工程です。じっと座って集中し、対象物を頭の中で3Dモデリング化して作る少し独特な工程と思います。デッサンに似てますかね。修行です(笑)。小生も慣れるまで中々納得のいく造形に至らず嫌遠していたのですが忍耐と共に年数続けていくとレベルがちゃんと上がって来るんですね。集中力というゲージが増え、脳内モデリング能力がシャープになってきます。ハイ鋳造後、ALL SILVER!銀に置き換わりました。ここから下処理の工程に入ります。NEXT → 2.<SILVER下処理編>