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Navajo Mark Yazzie Morenci Turquoise Bangle Size Change Part 2
2021.02.08
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Navajo Mark Yazzie Morenci Turquoise Bangle Size Change Part 2.

さあビクとも動かないターコイズを前に、現状をお客様へ報告する銀細工職人。
割れの危険があるのでターコイズに負荷をかけて引っ張り出することは出来ないので、解決策として石枠ごとターコイズのバッキング(ターコイズの底の茶色い部分)かクッション(底に轢いてあるおが屑のようなもの)を切断するという方法でした。

これには当初予定に無かった加工でしたので追加費用がかかりました。



糸鋸刃をあてがい切断を開始する銀細工職人。
なんせナチュラルターコイズ。
ギ~コギ~コと慎重にいきます・・・



無事、切り離されたターコイズ。
クッションがガッチガッチに固まっている。
これじゃもうクッションとしての役割は果たしません・・・
あと2個あるヒエ~・・・



センターのデカイのも無事切り離し成功。
こちらもクッションガッチガッチ。

オガクズ(のよなもの。毎回思うが一体何なんだろうこれって?)が型枠から外れたコンクリのようになってます。
んん~、なんかヤジィーさんのようなインディアンジュエリーアーティストがこういう加工するとは思えない。ひょっとするとリペア歴あるかもしれんですね~、裏板の割れ目といい・・・



石枠ごと切断されたバングル。
この後の処理が地味に大変でした。
特にセンターの石枠飾りであるネジりん棒は傷つけるわけにはいかないので、枠とネジりん棒は底付近で溶接されてしまっているのを、内側の枠の残骸だけを綺麗に取り除かないといけません。



そして、綺麗に取り除いたところへもう一度、新規製作した石枠をはめ込まなければいけません。



両サイドは枠飾りが無いので比較的石枠の残骸を取り除きやすいのですが・・・



センターのネジりん棒と癒着している石枠の残骸の処理が苦労しました。
ネジりん棒を傷つけないように。
彫鏨で直角な入隅ができるように彫りこんでいきます。



なんとか取り除けました。



ターコイズからカッチカッチのクッションを切り離します。
こちらも慎重に・・・



本来のメイン加工であったバングルのサイズを小さく縮小し、バングルエンドのプレートを溶接したところ。
ターコイズや宝石を含む装飾等(樹脂やカラーリング、メッキも含む)がついている場合、またその装飾等が今回のように何かしらの問題を孕んでいる場合、お客様の目的は単に”サイズを小さくするだけ”だとしても”そこへ辿り着くまでの処理と辿り着いた後の処理”の加工の方が圧倒的に大きくなってしまう事がリフォームやリメイクには多いのです。
ゼロから作っちゃった方が早いし綺麗だよね。なんてこともあります。

家や車にも同じことが言えますよね・・・

だけどそれも承知で直して使いたい、愛着があるから、人から貰ったものだから、
と何かしらの思い出や、色々な想いという目に見えない宝石もくっ付いているわけです。
どちらを選ぶかはその人の自由。色々な選択がありますね。

今度は3個のターコイズの石枠を新規製作してバングル本体に溶接していかなくてはいけません。




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2021.02.08 18:20 |
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